Christine Norrie [クリスティーン・ノーリー]

幅広い範囲をこなす実力者 

cheat1974年1月7日、スコットランド人の父とタイ人の母との間に、ドイツで生まれる。子どものころ米国へ移住し、ミズーリ州セントルイスなどで暮らす。90年代終わりにニューヨークへ転居し、DC Comicsのダイレクトセールス部門に勤務(つまり、このころコミックショップに通っていた人たちは、みんな彼女のお世話になっているというわけ)。現在はフリーのライター/アーティスト。コミック編集者の夫と子どもひとりとともにニューヨークのスタッテン島で暮らしている。なお、彼女の姉妹にあたるCatherine Norrieは、デザイナー/イラストレイターとして彼女に協力しているとともに、よき助言者でもあるようだ。

コミック作家としての活動を始めたのは90年代なかばのこと。本格的なデビューは「Action Girl」(1998年・Slave Labor Graphics)#14のカバーと7ページの短編「The Spy Who Dug Me!」だった(当時のペンネームはElizabeth"Eela"Lavin)。このときの絵はお世辞にもうまいとはいえないものだったが、その後、短期間のうちに腕を上げる。2001年、Jen Van Meter原作「Hopeless Savages」(Oni Press)でブレイク。夫婦関係の崩壊を描いた大人向けの作品「Cheat」(2003年・Oni Press)、人気映画のコミック化「Spy Kids」(販促品)、そしてSteve Vance原作の学園ヒーローもの「Bad Girls」#2-6(2003年・DC Comics)と、順調に仕事の幅を広げている。

影響を受けたアーティストは、Will Eisner、大友克洋、Bill SienkiewiczMoebius、Jose Luis Garcia-Lopez、Marcelo Frusin、後期印象派、そしてNorman Rockwellとのこと。しかし、彼女の絵にいちばん影響を与えているのは、「Scooby-Doo」をはじめとするTVカートゥーンではないだろうか。彼女の絵の魅力は、クルクル変わる豊かな表情と、関節の回転を強調したような動きの描写にあると思うのだ。

参考リンク

la spookoo(オフィシャルサイト)
xtine(ブログ)

Comicon.com Pulse: Christine Norrie Cheats(インタビュー)
Comics Continuum: News 10/16/2002(インタビュー)
Sequential Tart: Interview with Christine Norrie(インタビュー)

(2004.8.29)


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